世間の流れに逆らえず、ガラケーからスマホに変えた。

最近、ポケットから古い小さなガラケーを取り出すのがちょっと

恥ずかしい感じがしていた。

それに、ある日、スマホを買おうかなと思い始めるきっかけができた。

それがなければ、未だにガラケーを使っていたかもしれない。

スマホを買うきっかけ

 ドコモから1通のお知らせが、、

 内容は、ガラケーのサポート停止というお知らせ。

 もう10年以上使っていた。

 なにしろ携帯電話を使うのは電話とちょっとしたメールだけだから

何も不便は感じていなかった。

 でも、最近、ときどき電話が通じなかったりして、ちょっとおかしいなあ、とは感じていた。

 ”変え時かな”

 スマホなどそれほど欲しくもなかったけど、世の中はスマホ時代。

一度は使ってみるか。

 ということで、次はいつどこでスマホを買うか、を考えた。

 

どこで買うか

ときどき近くのドコモやソフトバンクの販売店を覗いてみるが、

どこも常に混んでいる。

 何時間も待って買うなんて考えられない。

なんでドコモやソフトバンクは客を待たせたままにしているのだろう?

 物を買うのに何時間も待つなんて、みんなおかしいとは思わないのか?

 みんなそんなものだと諦めているのだろうか?

 冗談じゃない、こっちは客だぞ、

客を何時間も待たせるなんて、そんなの商売人の風上にも置けない。

 みんなはどうして怒らないのか?

 そんなものだと諦めているのか?

納得できない。

 オレは待たず買いたい。

 このように考えるのが間違いなのか?

と考えている内に時間だけが過ぎていった。

スマホを衝動買い

 ”おや?今日はすいているなあ”

 一昨年の大晦日にドコモの販売店の前を通りかかった。

店員が手持ちぶさたで、ぼうっとしている。

 よし!今なら待たずにスマホを買えるかもしれない。

 で、店の中へ入っていった。

 「今、スマホ買える?」

 「ハイすぐご案内できます!」

 男の店員が答える。

 店とはこう来なくっちゃ。

 「すぐ買えるの?」

 もう一度念を押す。

 「はい、ちょっとお待ちください」

 「えっ、すぐ買えるって言ったじゃん」

 「はい、すぐですが、ちょっとお待ちください」

 冗談じゃない、俺は1分も待ちたくない。

 店員が苦笑している。

 「どうぞ」

 すぐ買えるのなら買うぞ。

 若い女性が現れた。

 ”まあ、やろーよりはいい。”

 ニコニコしていて感じが良い。

「どうぞこちらへ」

 説明が始まった。

 説明を聞いているふりして担当の女性の指を見つめていた。

 ”若い女性の指ってこんなにきれいだったのか。

 小さい手に細い指。

 妻の指とは大違い。

 スマホの説明は長かった。

 途中、帰りが遅いので妻から電話が入った。

 「どうしたの?」

 「今スマホを買っている」

 「あっそう」

 そっけない。

 長い長い説明のあとやっとスマホを手にした。

 「ふ~」

 疲れた。

 帰りしな、店の出口で担当の女性が愛想よく深々とお辞儀をした。

 女性が勧めるままにいろいろなオプションを採用してしまった。

担当者にとってはこんない良い客はいない、と喜んでいたに違いない。

 こっちとしては必要ないものは後で削除してしまえばよい、と気楽だった。

 こっちは歳は食ってるけど、ネットやパソコンには詳しい。

 スマホもパソコンの知識があれば、すぐに理解できるはず。

必要ないオプションは後で消せばよい。

と、気楽に考えていた。

 

スマホの機種は?

スマホの機種は買う前からSonyに決めていた。

なぜなら僕らの年代はSony信奉者が多い。

 高校時代に初めて目にした携帯ラジオはSony。

がっちりして重かった最初のWalkmanも買った。

 とにかくSonyはすばらしかった。

 その感情は今も変わらない。

 が、悔しいのはあの頃の輝かしい光はもうSonyからは感じられない。

 そのドコモショップには韓国や中国製のスマホが並んでいた。

 僕らの世代にとっては韓国や中国製のスマホなど考えられない。

 なぜなら製鉄関係の会社に勤めていた兄は韓国の製鉄メーカーの誕生を

手伝っていたし、中国の新幹線はそっくり日本の技術を移管したものだ。

韓国の自動車産業の始まりは、

日本からエンジンをはじめ大半の部品を輸入して組み立てることから始まった。

 そんな国の製品など全く信用できない。

 

スマホで戸惑ったことは

 話はそれたが、スマホで困ったことがいくつかある。

 それは字が小さいこと。

 年寄用のらくらくなんとかを選ぶべきだったか。

 スマホでニュースなどは見ないが、それにしても字が小さい。

 見れない。

 もっともスマホでニュースを見ようとは思わない。

スマホのニュースといえばは見出しと内容が少し。

 ニュースはやっぱり新聞だ。

 といっても、最近は新聞に対する不信感がネットにあふれている。

 以前は新聞こそ神の声だと信じていた。

 ところが今や新聞の記事は疑わざるを得ない。

 あの有名な韓国の慰安婦問題だって大手の新聞社の記者が捏造したものだった、ということは今や誰も疑わない。

 捏造記者が裁判を起こしたが敗北。

 ネットも千差万別。

 ニュースは自分で媒体を判断し選んでいくしかない。

もう一つ多少戸惑ったのはスワイプという指先の動きぐらい。

 スマホの便利なところはカメラがついていて、写した写真をすぐ送れること。

 また、娘や息子から孫たちの動画や写真のアルバムも送られてくる。

 Lineには加入していない。

 Lineが面倒くさいのは、連絡したくない親戚や知り合いから連絡が来たりすること。

 まさか直移「お前とは話したくない」なんて言えない。

 もうこの歳になると必要な人だけとしか話したくない。

 そうそう、ガラケーの時からなれなくて面倒だったのは、メールの文章を作ること。

 そこで小さなキーボードを買ってBluetoothで繋いだ。

 これならタイプと同じようにさっさっと文章を作り送れる。

 その他の不満は料金。

 なるだけ使わないようにしていても、月に6500円。

 ガラケーでは2500円ほどだった。

 そもそもスマホ本体分を分割にしたからその分が高い。

 金利が付かないというので分割にした。

 まあ、仕方ない。

 というわけで若い人に比べればスマホの活用度合いは極端に悪いかもしれない。

やっぱりガラケーにしとけば良かったかも。

そのうち格安スマホに切り替えるかな?